夏の脱水・腎臓病を防ぐ!猫の飲水量を劇的にアップさせる「お水飲み場」の工夫
- とうふ先生(TOFU SENSEI)

- 8月6日
- 読了時間: 4分
<はじめに>
猫は「喉の渇き」に鈍感な動物?
厳しい夏の暑さが続く毎日。私たち人間は意識して水分補給を行いますが、猫ちゃんたちのお水の飲み具合はいかがでしょうか?
もともと砂漠地帯で暮らしていたリビアヤマネコを祖先にもつ猫は、少ない水分でも生きていけるよう、おしっこを濃縮する体の仕組みを持っています。そのため、本能的に「喉の渇きを感じにくい」という厄介な特徴があるのです。 しかし、水分不足が慢性化すると、猫の宿命とも言える「慢性腎臓病」や「尿路結石」のリスクが跳ね上がってしまいます。
今回は、あまりお水を飲まない猫ちゃんに「思わず飲みたくなる!」と思わせる、お水飲み場の工夫について解説します。
<パート1>
なぜ飲んでくれないの?猫が嫌がる「NGなお水」
猫はお水に対して非常に強いこだわりを持っています。もし愛猫があまりお水を飲んでいないなら、以下のNG環境に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
ご飯やトイレのすぐ横にある 猫は綺麗好きなので、排泄場所の近くのお水は絶対に飲みたくありません。また、野生時代に「獲物(ご飯)の血や肉で汚れているかもしれない」という本能から、ご飯のすぐ隣にあるお水も敬遠しがちです。
お皿が小さくてヒゲが当たる 前回の「ヒゲの役割」の記事でも触れましたが、お水を飲むたびに器の縁にヒゲが当たると、ストレス(ヒゲ疲れ)を感じて飲むのをやめてしまいます。
水が古くてカルキ臭い 嗅覚が鋭い猫にとって、長時間放置されてホコリが浮いた水や、水道水特有の強いカルキ臭はマイナスポイントです。
<パート2>
ゴクゴク飲むようになる!給水環境の「3つの工夫」
では、どうすれば自発的にお水を飲んでくれるのでしょうか?効果絶大な方法をご紹介します。
① 給水スポットを「家中に分散」させる
猫は「さあ、お水を飲みに行こう」とわざわざ移動するよりも、「あ、こんなところにお水がある。ひと口飲んでおこう」という「ついで飲み」を好みます。 リビング、廊下、寝室、お気に入りの窓辺など、猫の通り道になる場所の複数箇所(理想は猫の数+1個以上)にお水を配置してみてください。驚くほど飲む量が増えます。
② 「流れる水」と「動かない水」を用意する
猫によって好みが分かれるのが「お水の動き」です。 湧き出るように流れる自動循環式の給水器(ファウンテン)は、新鮮さをアピールできて興味を惹きつけます。一方で、陶器やガラスの広いボウルになみなみと注がれた静かな水を好む子もいます。両方のタイプを設置して、愛猫の「推しグラス」を見つけてあげましょう。
③ 「ぬるま湯」や「風味づけ」という裏技
どうしても飲んでくれない時の最終兵器です。 猫の舌は冷たすぎる水よりも、人肌程度(約38度)のぬるま湯を好む傾向があります。また、普段の飲み水とは別に、ほんの少しだけ「猫用ちゅ〜る」や「無添加の鶏の茹で汁」を混ぜたお水を特別メニューとして出してあげると、目の色を変えて飲み干してくれます
<まとめ>
飲水量のチェックは「おしっこの塊」で!
愛猫が1日にどれくらいお水を飲んでいるかを正確に測るのは難しいですが、一番分かりやすいバロメーターが「トイレのおしっこの量」です。
ガッチリ固まるおからの猫砂を使っていれば、毎日のお掃除のときに「塊の数」と「大きさ」を見るだけで、十分な水分が取れているかが一目でわかります。塊が極端に小さい日が続く場合は、早めに水分補給の工夫をしてあげてくださいね。
まだまだ暑い日が続きます。工夫を凝らした美味しいお水で、愛猫の健康な腎臓を守り抜きましょう!

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