猫の熱中症対策〜命を守るために
- とうふ先生(TOFU SENSEI)
- 6月19日
- 読了時間: 4分
【快適な室温・湿度の維持が最重要】
猫の平熱は人間よりやや高めの37℃〜39℃台ですが、人間のように全身から汗をかくことができません。主に肉球と鼻からしか汗をかかず、体内の熱を逃がすのはパンティング(口呼吸)や体を舐める(グルーミングによる気化熱)に頼っています。
そのため、室温と湿度管理が熱中症対策の要となります。

<エアコンの活用>
猫にとって快適な室温は26~28℃、湿度は50~60%程度と言われています。
人間が「少し涼しいかな」と感じるくらいが目安です。
留守番中も必ずエアコンをつけっぱなしにしましょう。
タイマー設定は、予期せぬ停電や設定ミスで切れてしまうリスクがあります。
冷えすぎが心配な場合は、タオルや毛布を置いて、猫が自分で温かい場所を選べるようにしてあげましょう。
<扇風機・サーキュレーター>
猫は人間のように風を直接当てても涼しさを感じにくいですが、部屋の空気を循環させることで、エアコンの冷気を効率よく行き渡らせ、室温を均一に保てます。
<遮光・換気>
日中の直射日光が当たる窓は、カーテンやブラインドで遮光し、室温の上昇を防ぎましょう。
可能な場合は、窓を開けて風通しを良くするのも効果的です。
ただし、脱走には十分注意してください。
【水分補給を促す工夫】
脱水症状は熱中症を悪化させる要因になります。
猫に積極的に水を飲んでもらうための工夫をしましょう。
<新鮮な水を複数箇所に設置>
猫はあまり水を飲みに行かない習性があります。そのため、普段過ごす場所の近くや、通る動線上に、新鮮な水を複数箇所に用意しましょう。
水入れは、陶器製やガラス製など、清潔に保ちやすい素材を選び、毎日きれいに洗い、新鮮な水に取り替えてください。
【ひんやりグッズの活用】
猫が自分でクールダウンできる場所を提供しましょう。
<クールマット・ひんやりボード>
アルミやジェル、大理石などの冷たい素材でできたマットを置いてあげると、猫が自主的にそこで体を冷やすことができます。
【日頃のケアと注意点】
<ブラッシング>
特に換毛期や暑い時期は、こまめなブラッシングで抜け毛を取り除き、通気性を良くしてあげましょう。毛玉も熱がこもる原因になります。
<猫の体調管理>
肥満気味の猫や高齢の猫、心臓や呼吸器に持病がある猫は、熱中症のリスクが高いと言われています。特に注意して様子を見てあげましょう。
<暑がっているサインを見逃さない>
口を開けてハアハアと呼吸する:猫は通常、口呼吸をしません。これは熱中症の初期サインなので、見つけたらすぐに涼しい場所に移動させましょう。
よだれを垂らす、舌の色が赤くなる、体が熱い。
ぐったりしている、元気がない、動きが鈍い、ふらつく。
食欲がない、水を飲む量が増える
フローリングやタイルの上など、冷たい場所で体を伸ばして寝ている(ヘソ天も含む)。
いつもよりグルーミングの回数が多い(気化熱で体温を下げようとしている)。
【熱中症が疑われる場合の応急処置と獣医師への連絡】
もし愛猫が熱中症の症状を見せたら、すぐに以下の応急処置を行い、速やかに動物病院に連絡して指示を仰ぎましょう。
<涼しい場所へ移動>
日陰やエアコンの効いた部屋など、涼しい場所に猫を移動させます
<体を冷やす>
濡らしたタオルや保冷剤(タオルなどでくるんで直接皮膚に当てないように)を、首元、脇の下、足の付け根(太い血管が通っている場所)に当てて冷やします。
常温の水を体にかけ、扇風機などで風を送り、気化熱で体温を下げるのも効果的です。ただし、冷水をかけたり、冷やしすぎたりするのは避けましょう。
<水分補給>
水を少量ずつ与えます。意識が朦朧としている場合は、無理に飲ませると誤嚥の危険があるのでやめましょう。
<動物病院へ連絡・受診>
応急処置をしながら、すぐに動物病院へ連絡し、状態を伝えて指示を仰ぎ、速やかに受診してください。
猫の熱中症対策は、日々の室温管理と猫の様子を注意深く観察することが何よりも大切です。今年の夏も、愛猫が快適に過ごせるよう、早めに対策を講じてあげましょう!
公式ホームページ
トフカス倶楽部サイト
おからの猫砂「トフカスシリーズ」公式インスタグラムアカウント
試供品プレゼント!
トフカスシリーズの猫砂をまだ一度も使ったことのない方へ、1家族1種類1袋に限り試供品をお送りします。
(トフカスサンド・トフカスタブ・トフカスサンドK・トフカスRee・トフカスPee・トフカスW・トフカスシャボン・トフカスシャイン 8種類から1つをお選び下さい。)
おからの猫砂「トフカスシリーズ」の購入は下記URLよりアクセスして下さい。
【楽天】
【Amazon】
Comments