猫のトリミング(美容室)
猫のトリミング(美容室)は、犬に比べると一般的ではありませんが、長毛種や高齢の猫ちゃん、あるいは換毛期のケアとして需要が高まっています。
ただ、猫は環境の変化に敏感でストレスを感じやすいため、犬とは違った慎重なサロン選びと事前の準備が必要です。
✂️ 猫にトリミングは必要?
猫は自分でグルーミング(毛づくろい)をする動物ですが、以下のような場合はプロの手を借りるのがおすすめです。
<長毛種(ペルシャ、メインクーンなど)>
毛玉ができやすく、自分だけではケアしきれない場合。
<毛玉(フェルト状)がある>
皮膚が引きつれて痛みを伴うため、プロによるカットが必要。
<高齢・肥満・病気>
体が硬くて自分で毛づくろいができず、お尻周りや背中が汚れてしまう場合。
<換毛期(抜け毛対策)>
抜け毛を大量に飲み込んでしまう(毛球症)のを防ぐため。
<爪切りや耳掃除が困難>
飼い主さんが触ると怒ってしまう場合。
🔍 猫対応サロンの選び方(重要)
多くのトリミングサロンは「犬専門」で、猫を受け入れていない、または積極的ではないことが多々あります。以下のポイントを確認して選びましょう。
チェック項目 | 理由 |
猫の受け入れ実績 | 「猫も可」ではなく「猫の扱いになれている」「キャットグルーマー資格がある」スタッフがいるか。猫の皮膚は犬より薄く伸びやすいため、高度な技術が必要です。 |
犬との分離 | 犬の鳴き声や匂いは猫にとって恐怖です。「猫専用の時間帯がある」「完全個室がある」「犬と鉢合わせしない」などの配慮があるか。 |
麻酔の有無 | 一般的なサロンでは麻酔は使いません。暴れてしまう猫ちゃんの場合、動物病院併設のトリミングで、獣医師の管理下にて鎮静・麻酔処置を行う必要があるかもしれません。 |
スピーディーさ | 猫の集中力は短いため、時間をかけずに手早く終わらせてくれるか。 |
🛁 主なメニューと料金相場(目安)
猫は保定(動かないように抑えること)に人手が必要な場合が多く、犬よりも割高に設定されていることが一般的です。
シャンプーコース:5,000円〜10,000円
ブラッシング、シャンプー、爪切り、耳掃除、肛門腺絞りなど。
カットコース(サマーカットなど):8,000円〜15,000円
全身をバリカンで短くする(ライオンカットなど)場合。
部分ケア:500円〜1,500円(各所)
爪切りのみ、お尻周りのカットのみなど。
追加料金:
毛玉料金(解くのに時間がかかる場合)、サイズ料金、保定補助料金(スタッフ2人体制になる場合)などが加算されることがあります。
⚠️ 注意点とリスク
<ストレスによる体調不良>
猫にとって、知らない場所・水・ドライヤーの音はパニックの原因になります。帰宅後に食欲が落ちたり、元気がなくなったりすることがあります。
<「途中終了」の可能性>
あまりにも猫が興奮して暴れてしまうと、ハサミやバリカンで怪我をするリスクがあるため、トリマーの判断で施術を中断してそのままお返しすることがあります。これは猫の安全を守るための正しい判断です。
<ワクチン証明書>
多くのサロンで、1年以内の混合ワクチン接種証明書の提示が求められます。

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