猫の毛色や模様について
- とうふ先生(TOFU SENSEI)

- 11月14日
- 読了時間: 4分
猫の毛色は、特定の遺伝子の組み合わせによって決まります。
毛色の「元」となる色素を決定する遺伝子と、その色素がどのように体表に現れるかを決める「模様」の遺伝子です。
【猫の毛色遺伝の基本ルール】
猫の毛色を決める主要な色素は2種類しかありません。
黒(Black)系色素: ユーメラニン(Eumelanin) → 黒、茶(ブラウン)、グレー(ブルー)など
赤(Red)系色素: フェオメラニン(Phaeomelanin) → 赤(オレンジ)、クリームなど
これらの色素の濃淡や有無、パターンが、何百種類もの毛色を生み出します。
<「黒」と「赤」の遺伝子(O遺伝子)>
猫の毛色の遺伝で最も重要かつ特殊なのが、赤色(オレンジ、O)を決める遺伝子です。
このO遺伝子は、性染色体(X染色体) 上に存在します。
対立遺伝子として、黒(非O、o) を発現させる遺伝子があります。
遺伝子記号 | 意味 |
X O | 赤色(オレンジ) を発現させる遺伝子 |
X o | 非赤色(黒・茶・グレー) を発現させる遺伝子 |
<「濃さ」を決める遺伝子(D遺伝子)>
毛色の濃淡(濃い色か薄い色か)を決める遺伝子です。
遺伝子記号 | 意味 |
D | 濃い色(例:黒、赤、茶)を発現させる優性遺伝子 |
d | 薄い色(例:グレー/ブルー、クリーム、ライラック)を発現させる劣性遺伝子 |
【例】
黒猫:Dを持つ猫が Xo を持つ
ブルー(グレー)猫:dを持つ猫が Xo を持つ
【三毛猫・サビ猫と性別決定のメカニズム】
三毛猫(白・黒・茶の3色)やサビ猫(黒と茶が混ざった色)は、その遺伝の仕組み上、ほとんどがメスになります。
<三毛猫・サビ猫が生まれる条件>
三毛猫やサビ猫になるには、細胞内に赤色遺伝子 O と 非赤色遺伝子 o の両方を持たなければなりません。
メス猫の性染色体: XX
メスは XO Xo という組み合わせを持つことができるため、赤色と黒色の両方を発現させる可能性があります。
オス猫の性染色体: XY
オスは X染色体を1つしか持たないため、XO Y(赤一色か)または Xo Y(黒系一色か)のどちらか一方の色しか発現しません。
<ライオン化説(不活性化)>
メス猫の X O X o の細胞では、成長過程でランダムにどちらか一方のX染色体が不活性化されます。
X O が不活性化された細胞 黒色の毛になる
X o が不活性化された細胞 赤色の毛になる
このランダムな細胞の不活性化がモザイク状に起こることで、体表に黒色(非赤色)と赤色(オレンジ)が混在する三毛・サビの模様が生まれます。
<オスの三毛猫(極めて稀)>
オスで三毛猫になるのは、非常に稀なケースです。
原因: 遺伝子の突然変異により、オスでありながら性染色体が X O X o Yとなる場合(クラインフェルター症候群に相当)。
特徴: X O X o Yのオスは、上記のライオン化説により三毛模様を発現しますが、ほとんどの場合、生殖能力がありません。
【模様とパターンの遺伝】
毛の色だけでなく、毛の模様(パターン) も遺伝で決まります。
<縞模様(A遺伝子とT遺伝子)>
猫の模様の基本は縞模様(タビーパターン)です。
A遺伝子(アグチ遺伝子): A(優性)は縞模様を発現させる。a(劣性)は縞模様を抑制する(ソリッドカラー)。
T遺伝子(タビー遺伝子): 縞模様の種類(クラシック、マッカレルなど)を決定します。
<白斑の遺伝(S遺伝子)>
体の一部に白い毛が出るかどうか(靴下、エプロン、ハチワレなど)は、S遺伝子(スポット遺伝子) が決定します。
S の数が多いほど、白い部分が広くなります。
白い毛は色素細胞が存在しない部分であり、この遺伝子は体のどこに色素が届かないかを決定します。
<長毛・短毛の遺伝(L遺伝子)>
毛の長さを決定する遺伝子です。
L:短毛(優性)
l:長毛(劣性)
短毛の遺伝子 L が優性であるため、両親から一つでも L を受け継げば、その猫は短毛になります。長毛になるには、両親から長毛の劣性遺伝子 l を受け継がなければなりません。

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